投稿日: 6月 24, 2019

川鶴酒造 山田錦の田植え

カテゴリー: Brewery

6月23日、香川県観音寺の川鶴酒造さんにて開催された田植えイベントに参加してきました。

観音寺(「かんおんじ」と呼びます)市には、四国八十八箇所の観音寺(「かんのんじ」と呼びます)、神恵院などの神社仏閣や、美しい瀬戸内の浜があり、古くからの町名が残る町並みの、穏やかな空気が流れていました。ちょうど紫陽花の綺麗な季節です。

川鶴酒造さんは1891年創業。以来「川の流れの如く、素直な気持ちで呑み手に感動を」という酒造りの精神を守り、想いの詰まったお酒作りをされています。

蔵のすぐ傍を流れる財田川。
この川の地下伏流水を汲み上げ、仕込み水として使用しています。

季節はまだ梅雨の最中。程よく薄曇りの、田植えにぴったりの天候です。県内外から182名もの参加者が集いました。

この田植えイベントは、川鶴酒造の蔵人の皆さんが中心に企画・運営されているとのこと。蔵の皆さんのご紹介、そして川人社長からのご挨拶の後、田植えのやり方をレクチャーいただき、早速田んぼに入ります。

普段は、靴の中で固まっている足の指をグワッと開き、素足で田んぼの中に入ります。必ずしも足元は平らではなく、足を進めた先でどこまで沈むのか予想もつかないので、お腹に力を入れて、一歩一歩慎重に歩きます。大人も子供もみんな、どこかよろよろしてて、一生懸命で、なぜか愉快で、自然と笑いあっていました。

みんなで一斉に横になって、田んぼの端から恥まで、一人で2−3列を「担当」し、苗を3本くらいずつ「3センチくらいの深さ」に植えていきます。足元は平らじゃないし、場所によって深さもまちまちで、みんなの動きも結構自由自在なので、出来上がりを見ると見事に曲がりまくりです。手作り感が溢れていると言えば聞こえは良いのですが、今後、田んぼのお世話するのに困るのではないかと少し心配です。

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