2019年11月2日(土)に東京、3日(日)に京都で、海外で醸造された SAKE と、海外酒蔵と提携するなど外国人醸造家に門戸を開く日本酒蔵の日本酒を味わえるイベント「Sake World Cup 2019」を開催しました。
近年、日本の食文化が世界で注目を集めるなか、日本酒もまた、国境を越えて海外での人気が高まっています。クラフトビールやコーヒーカルチャーが注目を浴びるなか、海外で「クラフトSake」を醸す人も続々と増えつつあります。 また、様々な思いを抱き日本国内で酒造りに励む外国籍の方も多数いらっしゃいます。
Sake World Cupでは、実際に海外で醸造されたSakeや、海外の醸造家に門戸を開いている酒蔵の日本酒を試飲しながら、世界のSakeカルチャーの「今」を知ることができます。第一回大会は2018年に京都で開催され、東京では、今年初開催です。弊社も今年から実行委員として企画・運営に携わっています。 東京は11月2日、まさにラグビーワールドカップの決勝戦の日に、渋谷にあるUB1 Tableで開催しました。テイスティング(2部制)とシンポジウムに、約190名の方にお集まりいただきました。「シンポジウム」では、松崎晴雄さんの司会のもと、海外でSakeを造る蔵元さんや、海外から来日してお米の栽培から日本酒の製造や販売などに携わる方々のリアル体験や、今後に向けた思いをお聞きしました。
京都は11月3日に、京都教育文化センターで開催。約90名の方にお集まりいただき、とても賑やかで楽しいイベントとなりました。
2020年もまた、秋に開催予定です!
海外蔵:出品酒
<南北アメリカ>
カナダ・バンクーバー 「YK3」(YK3 Sake Producer) カナダ・バンクーバー 「OSAKE」(Artisan Sake Maker) アメリカ・カリフォルニア/フォルサム 「月桂冠」 アメリカ・カリフォルニア/バークレー 「松竹梅」 アメリカ・カリフォルニア/ポリスター 「大関」 アメリカ・カリフォルニア/オークランド 「DEN」(DEN SAKE) アメリカ・ヴァージニア/シャーロッツヴィル「 North American Sake Brewery」 メキシコ・クリアカン 「NAMI」 チリ・アルトマイポ 「図南鵬翼(となんほうよく)」
<ヨーロッパ>
イギリス・ロンドン 「KANPAI」 フランス・ペルーサン 「一心」(昇涙酒造) スペイン・カタルーニャ 「絹の雫」 スペイン・カタルーニャ 「KENSHO」(Kensho Sake)
<アジア・オセアニア>
ベトナム・フエ 「越の一(えつのはじめ)」(フエ・フーズ) ベトナム・ハノイ 「越郷」 中国・北京 「松竹梅」 オーストラリア・ペンリス 「豪酒」 ニュージーランド・クイーンズタウン 「全黒」
国内蔵:出品酒
<海外とのコラボ>
島根・出雲市 「台中六十五」(板倉酒造) 愛媛・内子町 「千代の亀」(千代の亀酒造) 神奈川・茅ヶ崎市 「天青」(熊澤酒造)
<外国籍社員が製造や営業を担当>
広島・東広島市 「賀茂泉」(賀茂泉酒造) 京都・京丹後市 「玉川」(木下酒造) 京都・京都市/伏見区 「月の桂」(増田德兵衞商店) 京都・京都市/左京区 「神蔵(かぐら)」(松井酒造) 岐阜・飛騨市 「蓬莱」(渡辺酒造店) 長野・上伊那郡中川村 「今錦」(米澤酒造) 宮城・塩竈市 「浦霞」(佐浦)
<海外蔵との提携、研修受け入れなど>
鳥取・境港市 「千代むすび」(千代むすび酒造) 兵庫・神戸市東灘区 「福壽」(神戸酒心館) 大阪・交野市 「DAIMON」(大門酒造) 岐阜・中津川市 「三千櫻」(三千桜酒造) 愛知・設楽町 「ENTER SAKE (蓬莱泉)」(関谷醸造) 新潟・新潟市/西区 「COWBOY」(塩川酒造) 岩手・二戸市 「南部美人」(南部美人)
シンポジウム(モデレーター:松崎晴雄氏) ・全黒:David Joll<ニュージーランド> ・浦霞:Benoit Champagne<カナダ> ・今錦:Nigel Hay<ニュージーランド> ・賀茂泉:Gautier Moysset<フランス> ・台中六十五:陳 韋仁(チン イニン)<台湾>