絵画や彫刻といった分野には収まらない刺繍表現が評価され、令和6年度(第75回)芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞された青山悟さんのお祝いパーティーを、めでたしで開催いただきました。


青山さんを応援されてきた方々が30名近く集い、決して平易ではなく、長かったであろうその歩みの先にたどり着いたひとつの誉れを、共に祝い、慶ばれました。
立食スタイルで、春らしい鮮やかな色彩の料理を中心に、日本酒やワインなどとお楽しみいただきました。カジュアルに楽しめる2升サイズの杉樽で鏡開きも行い、青山さんと樽酒を囲んでたくさんの笑顔が花開きました。









〜令和6年度(第75回)芸術選奨 【文部科学大臣新人賞】贈賞理由〜
資本主義、労働価値、暴動、ジェンダー問題…青山悟氏はこのような現実的で過酷な課題の歴史を精査し、そこから炙(あぶ)り出される違和感と疑義を作品化することで現代を明快に問う作家である。過去と現在を繋(つな)げ、見る者を思考させる力とユーモアを持っている。令和6年春の「青山悟 刺繍少年フォーエバー」展は氏の実力を見せる良い機会となった。氏は絵画や彫刻という分野には収まらない刺繍表現を目覚めさせた。この稀有(けう)で知的な手作業を、現代の芸術まで昇華させた功績が高い評価に繋がった。
令和6年度(第75回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について