投稿日: 5月 05, 2025

めでたし 5 周年特別企画「酒も、食も、器と。」

カテゴリー: Event / Seminar, Restaurant

2025 年 7 月 17 日、皆様のご支援と素晴らしい生産者様たちが作り上げたものに囲まれて、めでたしはオープン 5 周年を迎えます。

昨年のことです。私たちは陶芸家 藤田毅さんと出会い、その器のおかげで、めでたしの料理やお酒はより表情豊かなものとなりました。初めて広島県神石高原町へ行く計画にわくわくしていた私たちに藤田さんの存在を教えてくださったのは、日本酒を深く知り、その高い感性をもってさまざまなシチュエーションに適したスタイルでお酒を提供する「酒番(さけばん)」であり「日本酒とうつわの案内人」という肩書きも持つ、多田正樹さんでした。

めでたしをオープンしてから、私たちは無数の巡り合わせに恵まれてきました。5 年の節目に、藤田毅さんと多田正樹さんをお迎えして、日本の風土のなかで息づく、器と、日本酒と、季節の料理を感じていただく、いとめでたしな会を催すことといたしました。

◾️「陶ときやす」藤田毅さん 展示販売会
2025 年 7 月 20 日(日)13:00~16:00 

藤田さんのさまざまな器を前に、直接お話いただける貴重な機会です。
どうぞお気軽にお立ち寄りください。

◾️特別ペアリングコース(要予約、各日 10 名様まで)
めでたしの料理に多田さんの日本酒、そして藤田さんの器と、酒・器・食の 3 者が揃うことで引き出されるそれぞれの魅力や面白さを感じていただくペアリングコースです。藤田さんも皆様と一緒に料理やお酒をお楽しみいただき、器のご説明や作陶の思いなどをお話しいただきます。

一部、販売対象外の器もございますが、気に入った器があれば、ご購入いただくことも可能です。

日時 2025 年 7 月 20 日(日) 18:00~ 
   2025 年 7 月 21 日(月・祝) 13:00~ 
   開始時間の 15 分前より受付いたします。
会費 20,000 円(ペアリングコースのお食事と日本酒・税サ込)  
定員 各部上限 10 席(カウンター 6 席、テーブル 4 席) 
申込 めでたしの予約ページから「2025 年 7 月 20 日」あるいは「2025 年 7 月 21 日」を指定し、メニュー「5 周年記念「酒も、食も、器と。」特別ペアリングコース」を選択の上、必要項目をご入力ください。

<お申し込み前にご確認ください。>
・開始時間の 15 分前より受付いたします。開始時間になりましたらスタートします。遅れずにご来店ください。
・ご予約時に、アレルギー食材をお教えください。お連れ様皆様にご確認をお願いいたします。当イベントは特別メニュー構成のため、食品アレルギー内容によってはご予約後にお断りさせていただくこともございます。
・予約ページの設定上、カウンター席でのご予約でも、テーブル席でのご案内となる可能性があります。あらかじめご了承くださいませ。
・ご予約のキャンセルや参加人数が減る場合、代わりの方を見つけていただけますと助かります。ご予約のキャンセル・人数の変更は、2025 年 7 月 12 日(土)24 時までにご連絡ください。それ以降のキャンセルや、ご連絡がない場合は料金の 100% をキャンセル料としてご請求申し上げます。
・会費にはコースのお料理とペアリングの日本酒、税・サービス料が含まれ、コース外のご注文やお買い物は追加料金となります。
・お支払いは現金あるいはクレジットカードで申し受けます。
・混雑状況により、領収書は後日メールでの発行となる場合があります。何卒ご了承くださいませ。

▪️陶ときやす 藤田毅さん(陶芸家)
2018 年、標高 600m の神石高原町時安(ときやす)に工房を構え、穴窯を自ら設計し一年をかけて築窯されました。
「桃山時代などの古い陶器に魅せられ、主に信楽と唐津の土を使い、穴窯で焼成しています。
器は料理や草花などと一緒になってその良さが際立つ。やはり使われてこそ器と思います。
効率重視の世の中で手間がかかり効率は良くないやり方かもしれませんが日常生活に寄り添い、いつまでも手元に置いておきたい器を目指して作っております。お料理一品あるいは一輪の花などを合わせたいと感じで頂けたら幸いです。 」(藤田毅さんより)

▪️多田正樹さん (酒番/日本酒とうつわの案内人) 
sakeペアリングがまだ一般的では無かった 2000 年頃より、料理毎に「銘柄」「温度」「酒器」を合わせる『和酒お任せ』のスタイルを開始。 その後、神楽坂『蒼穹』など会席料理店にて酒番を歴任。清閑な空間造りと骨董~現代作家の器での日本的演出を流儀とする。 「飲み手と料理を立て、穏やかに」が、酒えらびともてなしの信条。様々なジャンルの料理人や古美術ギャラリーとのイベントも開催。

▪️五嶋 千裕(めでたしシェフ)
2011年、兄・慎也と共に押上で開店するため独学で料理の道へ。2013年京島「ごでんや」は日本酒ペアリングの先駆けとして人気を博し、2015年香港へ移転。「GODENYA Hong Kong」では日本・フランス・広東料理などの要素をとりいれたコース料理の1皿ごとに1種類の日本酒を温度・温め方・器を変えてペアリングしていくスタイルで話題に。 帰国後は赤坂「sansa」のシェフとしてクラフトビールのペアリングなどを手がけた。2020年、自身のクリエイションを発展させるべく「めでたし」をオープン。ジャンルを超えた自由な発想で素材の個性を生かし、組み合わせ、新たな風味を追求している。

この会がまた、誰かにとっての新たな巡り合わせとなることを。

On July 17, 2025, with your support and with the products created by our wonderful producers, Medetashi will celebrate the 5th anniversary of its opening.

Last year, we met a ceramic artist, Mr. Takeshi Fujita, and his pottery has made our food and drinks more expressive. When we were excited about our first trip to Jinseki kogen-cho, Hiroshima Prefecture, Mr. Masaki Tada introduced Fujita-san to us. Tada-san is a “sake-ban,” or “guide of sake and vessels,” who has a deep knowledge of sake and serves it in a variety of styles to suit different situations with his keen sensibility. 

We have been blessed with countless opportunities since the opening of Medetashi, and on the occasion of our five-year anniversary, we are pleased to welcome Fujita-san and Tada-san to our special event, where you can enjoy the sake, seasonal dishes, and vessels that live and breathe in the Japanese climate.

◾️ Takeshi Fujita Exhibition and Sale
 July 20, 2025 (Sun) 13:00~16:00 
This is a rare opportunity to talk directly with Fujita-san in front of a variety of his vessels.
Please feel free to drop by.

◾️ Special Pairing Course (reservation required, up to 10 persons per day)
This is a pairing course that allows you to experience the fascination and interest of each of the three elements that are brought out when they come together: sake, vessels, and food. Fujita-san will enjoy the food and sake together with the guests, and will explain about the dishes and his thoughts on pottery making.
Some of the vessels may not be available for sale, but if you find one you like, you may purchase it.

 July 20, 2025 (Sun) 18:00~ 
 July 21, 2025 (Monday, holiday) 13:00~. 
 Registration will begin 15 minutes prior to the start time.
 Fee: 20,000 yen (including the pairing course meal, sake, and tax)  
 Capacity: Up to 10 seats per section (6 seats at the counter and 4 seats at the tables) 
 Application: Please select “July 20, 2025” or “July 21, 2025” from the reservation page and choose the menu “5th Anniversary ‘Sake, Food, and Vessels’ Special Pairing Course” and fill in the required information.

投稿日: 4月 10, 2025

2025 清明のコース Luminous spring season’s course is now available

カテゴリー: Restaurant
30年以上有機栽培を続けている静岡県島田「善光園」さんの茶畑では、柔らかな新芽がすくすくと伸びています

万物が清らかで生き生きとした様子を表す「清浄明潔」を略した「清明」。

わたしたちを魅了した空いっぱいの桜の花が散り去った後には、黄や紫、白や赤など色とりどりの花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、温かく爽やかな風が吹いてゆきます。筍も木々の新芽も、空に向かって伸びていきます。静岡県島田市で30年以上有機栽培を続けている善光園さんの茶畑では、柔らかな新芽がすくすくと伸びていました。

めでたしでは、4月10日より、若々しいいのちの勢いに溢れた季節をお楽しみいただく「晴明のコース」が始まりました。

散歩にも運動にも快適な、とても心地よい季節です。時折、まるで夏のような日もあるなど季節はぐんぐんと進んでいるようで、「清明のコース」は 5 月中旬くらいまでとなる予定です。

短い春の煌めきを、どうぞお見逃しなく。

◾️ 清明のコース<めでたし>
7 ペアリングを含む 9 皿のコースです。

1 草萌 そら豆・アスパラガス・トリガイ
2 春茜 こごみ・生まぐろ
3 飲む干物 鯵の干物
4 山清水 春キャベツ・ホンシュウジカ
5 陽春 蛍烏賊・筍・チョリソー
6 春風 桜鱒・椎茸・春菊
7 チーズ 
8 オーガニック「亀の尾」米の焼きおにぎり 出汁茶漬
9 甘味(自家製アイス)

◾️ 清明のコース<カジュアル>
より気軽にペアリングを体験いただけるよう設計された、6 ペアリングを含む 7 皿のコースです。

1 草萌 そら豆・アスパラガス・つぶ貝
2 春茜 苺・生まぐろ
3 花筏 新じゃがいも・桜海老
4 陽春 蛍烏賊・筍・チョリソー
5 春風 桜鱒・椎茸・春菊
6 チーズ
7 オーガニック「亀の尾」米のおにぎり 出汁茶漬

*ペアリングコースでは、お料理とチーズに日本酒あるいはノンアルコールドリンクを合わせてお出しします。
*ゲストの方のアレルギー・苦手食材や食材調達のため、コース内容が上記より変更となる場合があります。
* <めでたし>と<カジュアル>では、同じタイトルでも料理内容や食材のグレードが異なります。

「陽春」ーホタルイカ、筍、チョリソー、木の芽
陽春〜 蛍烏賊、筍、木の芽、チョリソー


“Luminous Spring” – A Season of Clarity and Life

As the sea of cherry blossoms that once enchanted us fades away, the world is reborn in color—yellows, purples, whites, and reds bloom around us. Butterflies dance in the air, the sky turns a brilliant blue, and a warm, refreshing breeze flows gently through the days. Bamboo shoots and tender buds of the trees stretch eagerly toward the sky.

At Zenkōen, a tea farm in Shimada City, Shizuoka, where organic farming has continued for over 30 years, we saw delicate new tea leaves sprouting with energy and grace.

At Medetashi, we are pleased to introduce our “Luminous Spring” course, starting April 10th—a celebration of the youthful vitality of this season.

It’s the perfect time for walks and outdoor moments, with some days already hinting at early summer. The course is scheduled to run until around mid-May.

Don’t miss this fleeting brilliance of spring.

投稿日: 4月 08, 2025

「刺繍少年フォーエバー」青山悟さん新人賞のお祝い

カテゴリー: Event / Seminar, Restaurant

絵画や彫刻といった分野には収まらない刺繍表現が評価され、令和6年度(第75回)芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞された青山悟さんのお祝いパーティーを、めでたしで開催いただきました。

青山さんを応援されてきた方々が30名近く集い、決して平易ではなく、長かったであろうその歩みの先にたどり着いたひとつの誉れを、共に祝い、慶ばれました。
立食スタイルで、春らしい鮮やかな色彩の料理を中心に、日本酒やワインなどとお楽しみいただきました。カジュアルに楽しめる2升サイズの杉樽で鏡開きも行い、青山さんと樽酒を囲んでたくさんの笑顔が花開きました。

〜令和6年度(第75回)芸術選奨 【文部科学大臣新人賞】贈賞理由〜
資本主義、労働価値、暴動、ジェンダー問題…青山悟氏はこのような現実的で過酷な課題の歴史を精査し、そこから炙(あぶ)り出される違和感と疑義を作品化することで現代を明快に問う作家である。過去と現在を繋(つな)げ、見る者を思考させる力とユーモアを持っている。令和6年春の「青山悟 刺繍少年フォーエバー」展は氏の実力を見せる良い機会となった。氏は絵画や彫刻という分野には収まらない刺繍表現を目覚めさせた。この稀有(けう)で知的な手作業を、現代の芸術まで昇華させた功績が高い評価に繋がった。
令和6年度(第75回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について

投稿日: 3月 03, 2025

2025 萌芽のコース Our seasonal HOUGA(Sprouting) Course is now available

カテゴリー: Restaurant, restaurant

昨日までは日差しも風も暖かかったのに突然、驚くほどに寒く、冷たい雨雪に見舞われるなど、冬から春への季節の変化はダイナミックです。

天候は冬らしさと春らしさを行ったり来たりですが、日に日に明るい時間が長くなっていることから、着実に、暖かな季節へ向かっていることを感じられます。
 
春の光を受けて空気も暖まっていく中、海で、山で、野で、冬の間に蓄えていたエネルギーが解き放たれ、じっとしていた全てが動き出します。
 
まだ強い陽光を浴びていない若芽は清らかに輝き、蕾の中で閉じていた花たちは隠していた色彩を開かせます。
生き物たちは恋をして、新たな命を宿します。
 
一年で最も、わくわく感に満ちた「萌芽のコース」が始まりました。

このところ季節の進みが早いため、「萌芽のコース」もまた、3月いっぱいと短期間となるかもしれません。
お早めのご予約をお待ち申し上げます。

 ■ 萌芽のコース <めでたし>
 7 ペアリングを含む 9 皿のコースです。

 1. 芽出たし  赤貝・春の豆たち・ブラッドオレンジ
 2. 春潮    ヤリイカ・ピータン・こごみ
 3. 飲む干物  鯵の干物・カンパーニュ
 4. 朧煙    まぐろ・稲藁
 5. 春野    菜の花・宇和島みかん・太刀魚
 6. 東風    蕗の薹・豚
 7. ナチュラルチーズ
 8. オーガニック「亀の尾」米の焼きおにぎり 出汁茶漬、焼き魚
 9. 甘味(自家製アイス)

 ■ 萌芽のコース <カジュアル>
 より気軽にペアリングを体験いただけるよう設計された、6 ペアリングを含む 7 皿のコースです。

 1. 芽出たし  春の豆たち
 2. 春潮    ヤリイカ・ピータン
 3. 朧煙    新玉ねぎ・ホンシュウジカ
 4. 春野    菜の花・魚
 5. 東風    蕗の薹・豚
 6. ナチュラルチーズ
 7. オーガニック「亀の尾」米のおにぎり 出汁茶漬

*ペアリングコースでは、お料理とチーズに日本酒あるいはノンアルコールドリンクを合わせてお出しします。
*ゲストの方のアレルギー・苦手食材や食材調達のため、コース内容が上記より変更となる場合があります。
* <めでたし><カジュアル>とでは、同じタイトルでも料理内容が異なる場合もあります。

Until yesterday, both the sunlight and the wind were warm, but suddenly, the cold returned, bringing unexpected rain and snow.  

The transition from winter to spring is always dramatic.  

The weather shifts back and forth between winter and spring, yet as the days grow longer, we can feel the steady approach of a warmer season.  

As the spring light warms the air, the energy stored throughout the winter is released — from the sea, the mountains, and the fields.  
Everything that had been still begins to move once more.  

Young buds, untouched by the strong sun, shine with pure brilliance.  
Flowers, once closed within their buds, unfurl their hidden colors.  
Creatures fall in love and bring new life into the world.  

The most exciting time of the year—the “HOUGA (Sprouting) Course”—has begun.  
As the season moves swiftly this year,  
the “HOUGA Course” may also be available for only a short time, until the end of March.  
We look forward to your early reservations.  

投稿日: 2月 16, 2025

『推しメンの推し活 5「~声優・小西克幸~」』

カテゴリー: Media, Restaurant

GAORA SPORTSさんの、人気声優の普段は見られないプライベートに迫る番組『推しメンの推し活 5「~声優・小西克幸~」』にて、小西克幸さんと、天津・天津飯大郎さんのお2人に、めでたしの日本酒ペアリングを楽しんでいただきました!
今後の放送予定は以下のとおりです。
2月21日(金) 23:30 ~ 24:00
3月13日(木) 22:30 ~ 23:00
3月29日(土) 22:00 ~ 22:30

秋の暮れの料理に、『朝日榮』『無量山(紀土)』『シン・ツチダ』『にいだしぜんしゅ』を合わせてお出ししました。お2人のリアクションがあまりにも素晴らし過ぎて楽し過ぎて、私たちもホクホクしっぱなしの撮影でした。

番組ホームページはこちら
人気声優のプライベートにグッと迫る番組 「推しメンの推し活」に小西克幸が登場!

投稿日: 2月 03, 2025

2025 春隣のコース Our seasonal Harutonari Course is now available

カテゴリー: Restaurant
淡雪

2025年2月3日は「立春」。
太陰太陽暦(旧暦)における二十四節気の、始まりの時を迎えました。

確かに、菜の花や山菜などの春の食材の登場は年々早くなり、公園では「春告草」とも呼ばれる梅花が香りを放ち始めるなど、春の気配は私たちの周りでしっかりと濃くなっているようです。

しかしすんなりと春に向かうことはなく、天気予報では正に今から今季最強・最長の寒波が訪れると報じています。

最も寒い時にこそ、野菜や生き物たちは甘さや旨さを蓄えます。

めでたしでは、厳寒期ならではの美味と、春の訪れを知らせてくれる者たちとが混在する「春隣のコース」が始まりました。

これから訪れる強い寒波の後、一気に春が近づくことも考えられます。
「春隣のコース」は、2月中〜下旬までの短期間となるかもしれません。
お早めのご予約をお待ち申し上げます。

 ■ 春隣のコース <めでたし>
 7 ペアリングを含む 9 皿のコースです。

 1. 淡雪    大根・寒平目・ずわいがに
 2. 春隣    ちぢみ法蓮草・鮑
 3. 山の騒めき 蕗の薹・猪
 4. 飲む干物  鯵の干物
 5. 寒晴    長葱・はた・菜の花
 6. まどろみ  芽キャベツ・豚
 7. ナチュラルチーズ
 8. オーガニック「亀の尾」米の焼きおにぎり 出汁茶漬け、焼き魚
 9. 甘味

 ■ 春隣のコース <カジュアル>
 より気軽にペアリングを体験いただけるよう設計された、6 ペアリングを含む 7 皿のコースです。

 1. 淡雪    大根・ずわいがに
 2. 山の騒めき 蕗の薹・猪
 3. 寒晴    長葱・柚子
 4. 春隣    ちぢみ法蓮草・ブルーチーズ
 5. まどろみ  芽キャベツ・豚
 6. ナチュラルチーズ
 7. オーガニック「亀の尾」米のおにぎり 出汁茶漬

*ペアリングコースでは、お料理とチーズに日本酒あるいはノンアルコールドリンクを合わせてお出しします。
*ゲストの方のアレルギー・苦手食材や食材調達のため、コース内容が上記より変更となる場合があります。
* <めでたし><カジュアル>とでは、同じタイトルでも料理内容が異なる場合もあります。

February 3, 2025, marks Risshun, the beginning of the 24 solar terms in the traditional lunisolar calendar.

Indeed, the arrival of spring ingredients such as nanohana and wild mountain vegetables seems to come earlier each year. In parks, ume (plum blossoms)—also known as ”harutsugegusa (the grass that heralds spring)”—have begun to release their fragrance, making the presence of spring ever more tangible around us.

However, the transition to spring is not so smooth.
According to the weather forecast, the strongest and longest cold wave of this season is expected to arrive soon.

It is during the coldest times that vegetables and living creatures accumulate their sweetness and umami.

At Medetashi, we have begun offering the Harutonari Course, a seasonal menu that brings together the unique delicacies of the harsh winter and the early signs of spring.

After the approaching cold wave, spring may arrive all at once.
As a result, the Harutonari Course may only be available for a short period, until mid to late February.

We look forward to your early reservations.

投稿日: 12月 09, 2024

2024-2025 仲冬のコース Early winter seasonal course

カテゴリー: Restaurant

冬至が近づくにつれ、冬の訪れを強く感じられるこの頃、
澄み渡る空気が心地よく、自然の美しさが一層引き立つ季節となりました。
朝晩の冷え込みに息は白く立ち上り、見上げた冬の空に星が輝くのが見つけられます。
木々の葉が落ちていく様には、どこか凛とした美しさがあります。

暖かな日差しが差し込む日中には、寒さの中に秘められた優しさを感じます。
温かい食事や飲み物は、心も体も温めてくれる特別な時間を私たちに与えてくれます。

寒い冬ならではの味わいや感覚を味わう「仲冬のコース」が始まりました。

 ■ 仲冬のコース <めでたし>
 7 ペアリングを含む 9 皿のコースです。

 1. 冬暁   蕪・白イカ・檸檬
 2. 落葉の雨 猪
 3. 柚子香  柚子・白子・牡蠣
 4. みぞれ  白菜・鰆
 5. 飲む干物 鯵の干物
 6. 深山の雪 ホンシュウジカ・酒粕・舞茸
 7. ナチュラルチーズ
 8. オーガニック「亀の尾」米の焼きおにぎり 出汁茶漬け、焼き魚
 9. 甘味

 ■ 仲冬のコース <カジュアル>
 より気軽にペアリングを体験いただけるよう設計された、
 6 ペアリングを含む 7 皿のコースです。

 1. 冬暁   蕪・檸檬
 2. 海の森  牡蠣
 3. 落葉の雨 猪
 4. 芯温   黒田五寸
 5. 柚子香  鰆・白菜・柚子
 6. ナチュラルチーズ
 7. オーガニック「亀の尾」米のおにぎり 出汁茶漬

*ペアリングコースでは、お料理とチーズに日本酒あるいはノンアルコールドリンクを合わせてお出しします。
*ゲストの方のアレルギー・苦手食材や食材調達のため、コース内容が上記より変更となる場合があります。
* <めでたし><カジュアル>とでは、同じタイトルでも料理内容が異なる場合もあります。
みなさまからのご予約をお待ちしております。

↓ ご予約はこちらから ↓


As the winter solstice approaches, the season’s arrival feels ever more present.
The crisp, clear air brings a comforting sense of serenity, highlighting the natural beauty around us.
In the chill of morning and evening, breath rises in white clouds, and stars can be spotted glittering in the winter night sky.
The sight of leaves falling from the trees carries a certain dignified elegance.

During the daytime, when warm sunlight streams through, there is a gentle kindness hidden within the cold. Hot meals and drinks offer us special moments that warm both body and soul.

Our “Early Winter Course,” designed to savor the unique tastes and sensations of the cold season, has begun.

投稿日: 10月 24, 2024

2024 錦秋のコース Late autumn seasonal course

カテゴリー: Restaurant

*English follows Japanese. Please click to move.

二十四節気では「霜降(そうこう)」に入りました。
朝晩の冷え込みが強くなり始め霜が降り始める頃であり、次の節気では「立冬」を迎えます。
東京ではまだ時折、まるで夏のような日になって驚くこともありますが、10月10日には北海道・旭川で今年の初霜が観測されるなど、北国や山間地から確実に、季節は冬に向かって進んでいます。

秋が深まるにつれ河原や草原の草が紅葉しはじめ、風にそよぐその美しさに息を呑むことになるでしょう。広葉樹の葉は赤や黄、橙に色付き、鮮やかな錦のようになる山の様を、中国北宋の画家・郭熙(かくき)は「秋山明浄にして粧うが如し」と称しました。

さまざまな生き物が実りの時期を迎え、冬に向かって食材の味わいもより複雑に、深みを増していきます。
お酒もお食事も、温かいものが身体に染み渡ります。

色鮮やかで滋味深い季節を五感でお楽しみいただく「錦秋のコース」が始まりました。

  ■ 錦秋のコース <めでたし>
 7 ペアリングを含む 9 皿のコースです。

 1. 秋麗   ズワイガニ・柿・みかん・紅葉
 2. 星月夜  ボタンエビ・帆立・林檎
 3. 秋時雨  アカイカ・間引き人参・ピータン・生落花生・青柚子
 4. 山粧う  ホンシュウジカ・栗・ブルーベリー
 5. 飲む干物 鯵の干物
 6. ふかまり 秋子(椎茸)・豚・銀杏
 7. ナチュラルチーズ
 8. オーガニック「亀の尾」米の焼きおにぎり 出汁茶漬け、焼き魚
 9. 甘味

 ■ 錦秋のコース <カジュアル>
 より気軽にペアリングを体験いただけるよう設計された、6 ペアリングを含む 7 皿のコースです。

 1. 秋麗   ズワイガニ・柿・みかん・紅葉
 2. 秋時雨  間引き人参・ピータン・生落花生・青柚子
 3. 山粧う  ホンシュウジカ・ブルーベリー
 4. 草紅葉  ムール貝・舞茸
 5. ふかまり 秋子(椎茸)・豚・銀杏
 6. ナチュラルチーズ
 7. オーガニック「亀の尾」米のおにぎり 出汁茶漬

*ペアリングコースでは、お料理とチーズに日本酒あるいはノンアルコールドリンクを合わせてお出しします。
*ゲストの方のアレルギー・苦手食材や食材調達のためコース内容が変更となる場合があります。
* <めでたし><カジュアル>とでは、同じタイトルでも料理内容が異なる場合もあります。

みなさまからのご予約をお待ちしております。

↓ ご予約はこちらから ↓


According to the 24 solar terms, we have now entered “Sōkō” (Frost Descent).
This is the time when the cold of the mornings and evenings intensifies, and frost begins to appear. The next solar term will bring “Rittō” (the start of winter).
In Tokyo, there are still occasional surprises with days that feel like summer, but on October 10th, the first frost of the year was observed in Asahikawa, Hokkaido, marking the sure progression of the season toward winter, especially in northern regions and mountain areas.

As autumn deepens, the grasses along rivers and in meadows begin to turn red and gold, and we find ourselves breathless at their beauty swaying in the wind.
The broad-leaved trees’ leaves take on vibrant hues of red, yellow, and orange, and the mountains become like a bright tapestry. Guo Xi, a painter of China’s Northern Song dynasty, once described such scenes by saying, “The autumn mountains are bright and pure, as if dressed in finery.”

Many creatures are entering their season of harvest, and as we approach winter, the flavors of food grow richer and more complex.
Both warm sakes and meals seep deep into the body, bringing comfort.

We have now begun offering the “Late autumn seasonal course,” a seasonal experience designed to delight all five senses, featuring the vivid colors and deep flavors of this bountiful time of year.

We look forward to receiving your reservations.

投稿日: 9月 09, 2024

2024 爽秋のコース

カテゴリー: Restaurant

9 月 9 日は、五節句の一つ「重陽の節句」。

奈良時代から平安時代の初め頃、奇数は縁起の良い「陽の日」であり、奇数の重なる日を祝いの日としていた中国より、日本に伝えられたそうです。奇数の中でも最も大きな数字であるが並ぶ「9」は、奇数の中でも特別な数字。この時期に美しく花開き、優れた薬効をもつ「菊の節句」とも云われ、今でも、菊の花びらを入れたお酒を飲む風習などが残っています。

今年の夏は昨年よりもさらに厳しく、まだ疲れが溜まってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
乾燥された菊花、生の菊花、それぞれに身体に有効な効能もあるようなので、気になる方はぜひ取り入れてみてください。

このところはようやく、まだ厳しい暑さは残りつつも、時折感じる涼やかな風、高くなっていく雲、聴こえてくる虫の音など、そこかしこに秋の気配を感じるようになりました。

鮮やかでエネルギッシュだった夏から、少しずつ落ち着いて、濃く、複雑になってゆく季節のグラデーション。
その面白さを味わっていただく「爽秋のコース」が、始まりました。

 ■ 爽秋のコース <めでたし>

 1. 桐一葉  水だこ・いくら・枝豆・梨
 2. 夏の果  鮑・椎茸
 3. 秋の香  秋刀魚・舞茸
 4. 黄昏時  甘鯛・バターナッツ
 5. 飲む干物 鯵の干物
 6. 鹿に紅葉 ニホンジカ・紅葉・無花果・巨峰
 7. ナチュラルチーズ
 8. オーガニック「亀の尾」米の焼きおにぎり 出汁茶漬け、焼魚と
 9. 甘味

 ■ 爽秋のコース <カジュアル>
  より気軽にペアリングを体験していただけるよう設計されたコースです。

 1. 桐一葉  枝豆・いくら・梨
 2. 涼風至  鰹・茄子
 3. 秋の香  秋刀魚・舞茸
 4. 黄昏時  バターナッツ
 5. 鹿に紅葉 ニホンジカ・紅葉・無花果・巨峰
 6. ナチュラルチーズ
 7. オーガニック「亀の尾」米のおにぎり 出汁茶漬

*ペアリングコースでは、お料理やチーズに日本酒あるいはノンアルコールドリンクを合わせてお出しします。
*お食事のみコースの場合には、ナチュラルチーズではなく甘味をお出しします。
*ゲストの方のアレルギー・苦手食材や食材調達のためコース内容が変更となる場合があります。
* <めでたし><カジュアル>とでは、同じタイトルでも料理内容が異なる場合もあります。

みなさまからのご予約をお待ちしております。

投稿日: 7月 13, 2024

酒番 多田正樹@めでたし ペアリングレポート(後編)- Report on Sake Pairing Event with Mr. Tada(2/2)

カテゴリー: Event / Seminar, Report, Restaurant

*English follows Japanese. Please click to move.
2024 年 2 月 23 日(土)に、酒番 多田正樹さんをお招きした特別な日本酒ペアリングイベントをめでたしで開催しました。初回は 2023 年 12 月開催、今回はその第 2 回目となります。

まだ時折寒くなる日があるものの、少しずつ春の足音が聞こえてくる晩冬の候。
鮮やかな季節の到来を五感で味わう、料理と日本酒が織りなす 9 皿・8 酒のペアリングコースをレポートします。
前編はこちら


5. 滋味豊かな世界がじんわり広がるペアリング

料理:鹿肉、原木椎茸、自家製 XO 醬
日本酒:玉川 雄町 純米吟醸 2018BY(京都府京丹後市)

コース後半に入ると、少しスピードを緩めて、ゆっくりとしみじみと味わう時間が流れます。

5 皿目では、広島県安芸高田市のニホンジカと東京都青梅市の原木椎茸のローストに、オリジナルの XO 醬を絡めました。

美しい山々に囲まれ緑豊かな安芸高田市は、市域の約 8 割を森林が占め、多彩な植物が生育しています。森林のスギやヒノキなどの枝や皮、木の芽、若草、どんぐりや栗、キノコなど天然の植物を食べてすくすくと育ったシカを、経験豊富な熟練のハンターが仕留めて素早く適切に処理することによって、臭みがなく旨みはしっかりとある美味しい食肉とした「Premium Deer 安芸高田鹿」を柔らかくローストしました。肉厚な春の原木椎茸をジューシーに焼き上げると、ふくよかな香味がたちのぼります。香港での経験をもつシェフは、今回この料理のために、生牡蠣からオイスターソースを、スパイスを炒めてラー油を、葱からは葱オイルを作り、帆立、桜エビ、生ハムなどを用いて XO 醬を手作りしました。

重心が低めで滋味あふれるこの料理に合わせたのは、2 皿目のボタンエビの漬け液としても使用した「玉川」の、雄町米を使用した純米吟醸酒です。2018BY と熟成感も感じられるこちらのお酒に 5% ほどの水を加え、少し柔めた上で、チタン製のチロリできゅきゅっと 50℃ まで温め上げました。緩急をつけて温められることで心地よい上立ち香と複雑な味わいが膨んだ日本酒と、様々な旨みが凝縮された XO 醬とが共に、鹿と椎茸という山の豊かな香味を口の中いっぱいに広げていきます。


6. 上質なシンプルを体現するペアリング

料理:蛍烏賊、筍
日本酒:秋鹿 自営田雄町 純米無濾過生原酒 2022BY(大阪府豊能郡)

6 皿目は、海と山から届きたての春の美味のシンプルなコンビネーション。
春の海からは富山県産のホタルイカ。ホタルイカのそれぞれの部位がきちんと美味しくなるように仕立てて、愛媛県梶田商店さんの天然麦味噌「たつみ味噌」と、和歌山県湯浅醤油さんの「CACAO JANG / カカオ醬」とで、「カカオ香るホタルイカ味噌」を作りました。
春の山からは北九州市合馬の、出たての筍。まだまだ小さく、とても柔らかく、みずみずしく、美しい香りと甘みを湛えています。多めのこめ油で揚げるようにささっと焼き上げて、より一段と香ばしく甘くしました。

「秋鹿 自営田雄町 純米無濾過生原酒 2022BY」は温めると美しいカカオのニュアンスが顔をだすお酒です。錫のちろりで 55 度くらいまで温めて甘く香ばしい風味を出し、急冷させてからお出ししました。シンプルなものこそ上質であるべきだと、美味しく諭されているようなペアリングです。


7. 春の草原のように瑞々しいペアリング

料理:太刀魚、菜花、蜜柑
日本酒:花垣 純米大吟醸 2022BY(福井県大野市)

7 皿目には、目にも鮮やかな色彩が登場。まるで春の野原のようなソースは、ほろ苦い菜の花と蜜柑で作りました。蜜柑の爽やかな甘味と酸味が、野原を爽やかに吹き抜ける風のようです。油を纏って焼かれた菜の花は香ばしくほっくり、3.5 キロサイズの立派な脂の乗った太刀魚はしっとり上品で柔らか。
香ばしくて甘いものたちを、ほろ苦く爽やかなソースが包み込みます。

上品で爽やかな料理に合わせたのは、低温長期発酵でじっくり醸した精米歩合 45% の純米大吟醸「花垣 純米大吟醸 2022BY」。瑞々しい芳香と酸を持ち、清々しい優しさを感じられるこのお酒を、ガラス製のフラスコで42度くらいまで温めて、爽やかな甘味を引き出してお出ししました。


8. 王道の凄みが溶け合う 千穐楽ペアリング

料理:岩中豚、蕗の薹
日本酒:神亀 千穐楽 純米 2002BY(埼玉県蓮田市)

とうとう 8 皿目、ラストのペアリングです。
徹底した衛生管理、リラックスできる飼育環境、栄養価の高い肥料によって、きめ細やかな肉質、美しい脂肪をもつ岩中豚を、水は使用せず、純米酒と醤油と八角と蜂蜜だけでとろっとろの角煮にしました。上質な脂の甘味と旨みが塊に、蕗の薹のコンフィを添えました。コンフィとなることで角が取れた蕗の薹の香りと甘い苦みが、たっぷりとした豚角煮の甘味を引き立てます。

力強いのに優しい、脂たっぷりなのにくどくない、シンプルなのに単純ではない。捉えどころのない凄みがあるこの料理に、多田さんが選んだのは「神亀 千穐楽 純米 2002BY」。前杜氏の原昭二杜氏が、その最終醸造年度(2002BY)に仕込んだ集大成の純米酒をタンク貯蔵した原酒で、16 年の歳月を経て 2019 年に発売された大変貴重なお酒です。あまりにも透明度が高くて覗き込んでも距離が掴めない湖の深淵を探っているような感覚を覚えます。悩ましいほど美しい香り、何層も重なっているのに濁りのない味わいの数々。きっとどの温度帯であっても、それぞれの美味しさがあるであろうこのお酒を、チタンのちろりで 48℃ まで温めました。

奇を衒うことなく、それぞれの王道を貫いたものたちが解けあうことで生み出される唯一無二の香り、味わい、食感、余韻を、ただただ素直に吸収する。そういう幸せがあることを教えてもらいました。


◾️ミルクアイス、スキクイーン、林檎

コースの最後は、ミルクアイスと、ノルウェーのブラウンチーズ「スキクイーン」とすりおろし林檎の香ばしく爽やかな甘さソースで締めくくりました。


今回は少し中華料理のニュアンスを取り入れ、春の到来にワクワクする晩冬の味わいに満ちたコース構成としました。次回は夏真っ盛りの、7 月 20 日と 21 日に開催します。

7 月のテーマはハーブ。
レモンタイム、シナモンバジル、スイートバジル、ローズマリーレックス、フェンネル、様々なミントたち、サラダバーネット、レモングラス、アニスヒソップ、カレープラント、ステビアなど、酷暑に負けず元気いっぱいのハーブのエネルギーを盛り込んだメニューが登場します。

イタリアン、フレンチ、アジアン、様々な料理ジャンルのアイディアにハーブを活用することで、夏の食材たちに新しい美味しさが生まれました。幅広い可能性を持つ日本酒によって、さらにドラマティックな展開となることでしょう。
初めての美味に出逢いに、ぜひお越しください!

日時 2024年7月20日(土) 18時、21日(日) 17時30分
会費 25,000円(お食事・日本酒・税サ込)
定員 各部上限 11席(カウンター7席、テーブル4席)
申込 めでたしの予約フォームから「2024年7月20日」あるいは「2024年7月21日」を指定し、メニュー「7/20・21 酒番 多田正樹@めでたし」を選択の上、必要項目をご入力ください。7月18日24時までご予約をお受けします。
*ご予約の際には、「お店からのお知らせ」「利用条件」をご確認ください。

◾️多田正樹さん (酒番/日本酒とうつわの案内人)
sakeペアリングがまだ一般的では無かった2000年頃より、料理毎に「銘柄」「温度」「酒器」を合わせる『和酒お任せ』のスタイルを開始。 その後、神楽坂『蒼穹』など会席料理店にて酒番を歴任。清閑な空間造りと骨董~現代作家の器での日本的演出を流儀とする。 「飲み手と料理を立て、穏やかに」が、酒えらびともてなしの信条。様々なジャンルの料理人や古美術ギャラリーとのイベントも開催。



◾️五嶋 千裕(めでたしシェフ)
2011年、兄・慎也と共に押上で飲食店をオープンし料理の道へ。2013年京島「ごでんや」、2015年香港へ移り「GODENYA Hong Kong」。日本・フランス・広東料理などの要素をとりいれたコース料理の1皿ごとに1種類の日本酒を温度・温め方・器を変えてペアリングしていくスタイルで話題に。 帰国後は赤坂「sansa」のシェフとしてクラフトビールのペアリングなどを手がけた。2020年、想定外の美味と遭逢するレストラン「めでたし」をオープン。

◾️タイムテーブル
7月20日(土)
17:45 開場・受付
18:00 開始
21:00 閉会

7月21日(日)
17:15 開場・受付
17:30 開始
20:30 閉会

*イベントは開始時間になりましたらスタートします。遅れずにご来店ください。

*ご予約時に、アレルギー食材をお教えください。お連れ様皆様にご確認をお願いいたします。当イベントは特別メニュー構成のため、食品アレルギー内容によってはご予約後にお断りさせていただくこともございます。

*会費は当日ご来店時に現金でのお支払いをお願いします。領収書をご希望の際は事前に宛名のご連絡をお教えいただけますとスムーズにお渡しできます。

*当イベントにおいては、テーブルあるいはカウンターのお席のご希望にはお応え出来ないこともございます。予約ページの設定上、カウンター席でのご予約でも、当日はテーブル席でのご案内となる可能性があります。あらかじめご了承くださいませ。

*ご予約のキャンセルや参加人数が減る場合、代わりの方を見つけていただけますと助かります。ご予約のキャンセル・人数の変更は、2024年7月12日(金)24時までにご連絡ください。それ以降のキャンセルや、ご連絡がない場合は料金の100%をキャンセル料としてご請求申し上げます。


Report on Sake Pairing Event with Mr. Tada(2/2)

On Saturday, February 23, 2024, we held a special sake pairing event with ”SAKE-BAN” Masaki Tada at Medetashi. The first event was held in December 2023, and this would be its second.

Although there were still occasional cold days, the event was held in the late winter when the footsteps of spring could be heard gradually.

This is a report on a pairing course of nine dishes and eight types of sake that evoke the arrival of spring.


■Venison and Log-Grown Shiitake Mushrooms with XO JANG
SAKE : Tamagawa Omachi Junmai Ginjo 2018BY (Kyotango, Kyoto Prefecture)

As we move into the latter half of the course, we slow down a bit to savor the flavors more leisurely.

The fifth course is a roast of Japanese venison from Akitakata City in Hiroshima Prefecture and log-grown shiitake mushrooms from Ome City in Tokyo, coated in an original XO sauce.

Akitakata City is a lush, green area surrounded by beautiful mountains, with about 80% of its area covered by forests rich in diverse plant life. The deer thrive on a natural diet of branches and bark from cedar and cypress trees, buds, young grass, acorns, chestnuts, and mushrooms. Skilled hunters quickly and properly process the deer, resulting in delicious meat that is free of gaminess and full of flavor. This “Premium Deer from Akitakata” is tenderly roasted. The thick, springtime log-grown shiitake mushrooms are grilled to a juicy perfection, enhancing their rich aroma and flavor. The chef, with experience in Hong Kong, created an XO sauce specifically for this dish, making oyster sauce from fresh oysters, chili oil from sautéed spices, and scallion oil from scallions, and using scallops, sakura shrimp, and prosciutto.

To pair with this earthy and flavorful dish, we chose the Junmai Ginjo sake made from Omachi rice by Tamagawa, which was also used as the marinade for the botan shrimp in the second course. This aged sake was slightly softened by adding about 5% water, then quickly warmed to 50°C in a titanium chirori. The sake, warmed with a variation in intensity, released a pleasant aroma and complex flavors that complemented the rich, umami-packed XO sauce, filling your mouth with the robust flavors of venison and shiitake mushrooms.


■ Firefly Squid and Bamboo Shoots

SAKE : Akishika Omachi Junmai Unfiltered Namagenshu 2022BY (Toyono District, Osaka Prefecture)

The sixth dish is a simple combination of spring delicacies from the sea and mountains.

From the spring sea, we have firefly squid from Toyama Prefecture. Each part of the squid is carefully prepared to enhance its flavor, and we created a “firefly squid miso” with a cacao aroma using Tatsumi miso, a natural barley miso from Kajita Shoten in Ehime Prefecture, and CACAO JANG, a cacao soy sauce from Yuasa Soy Sauce in Wakayama Prefecture.

From the spring mountains, we have freshly harvested bamboo shoots from Omba, Kitakyushu City. These small, tender, juicy bamboo shoots have a beautiful aroma and sweetness. They are quickly fried in rice bran oil to enhance their fragrance and sweetness.

Paired with this dish is “Akishika Omachi Junmai Unfiltered Namagenshu 2022BY,” a sake that reveals beautiful cacao nuances when warmed. It was heated to about 55 degrees Celsius in a tin chirori to bring out its sweet and fragrant flavors, then quickly cooled before serving.

The simplest things should be of the highest quality.


■ Beltfish and Canola Blossoms  
SAKE : Hanagaki Junmai Daiginjo 2022BY (Ono City, Fukui Prefecture)

The seventh dish is very colorful.

The sauce made from the slightly bitter canola blossoms and mandarin oranges evokes the image of a spring meadow. The refreshing sweetness and acidity of the mandarins are like a breeze gently blowing through the fields. The canola blossoms are roasted with oil, giving them a fragrant finish. The magnificent 3.5 kg beltfish, rich in fat, is tender and elegant.

This dish combines fragrant and sweet elements with a slightly bitter and refreshing sauce.

Paired with this elegant and refreshing dish is “Hanagaki Junmai Daiginjo 2022BY,” made with rice polished to 45% and fermented slowly at low temperatures. This sake has a fresh fragrance and acidity, and a refreshing gentleness. When warmed to around 42 degrees Celsius in a glass flask, it reveals a refreshing sweetness.


■ Iwachu Pork and Butterbur Sprouts  
SAKE : Shinkame Senshuraku Junmai 2002BY (Hasuda City, Saitama Prefecture)

Finally, the eighth dish, the last pairing.

Iwachu pork, known for its fine texture and beautiful fat due to meticulous hygiene management, a relaxed breeding environment, and nutrient-rich feed, is braised to extreme tenderness using only junmai sake, soy sauce, star anise, and honey, with no water. The dish is complemented by a confit of butterbur sprouts. The softened aroma and sweet bitterness of the butterbur sprouts in confit form enhance the sweetness of the rich pork belly.

This dish is powerful yet gentle, rich in fat yet not heavy, simple yet complex. For this elusive and impressive dish, Mr. Tada selected “Shinkame Senshuraku Junmai 2002BY.” Brewed by former master brewer Shoji Hara in his final brewing year (2002BY), this junmai sake was tank-stored and released in 2019 after 16 years, making it a very precious sake.

This sake is like exploring the depths of a lake with such high transparency that you can’t gauge the distance. It has a captivatingly beautiful aroma and layers of clear flavors. This sake, likely to taste great at any temperature, was warmed to 48 degrees Celsius in a titanium chirori.


The third edition of this event will be held over two nights, Saturday and Sunday, July 20-21, 2024.

Next theme is “herbs”.
Lemon thyme, cinnamon basil, sweet basil, rosemary rex, fennel, various mints, salad burnet, lemongrass, anise hyssop, curry plant, stevia, and more will be featured in the new menu, which is filled with the energy of herbs that are full of vitality despite the extreme heat.

By utilizing herbs as ideas for Italian, French, Asian, and various other culinary genres, summer ingredients have been given a new delicious flavor.
The wide range of possibilities of sake will add an even more dramatic dimension to the menu.
Please come and enjoy the new taste of sake pairing!

Date & Time : Saturday, July 20, 2024 at 18:00, Sunday, July 21, 2024 at 17:30
Fee : 25,000 yen (including meal, sake, and tax)
Capacity: Maximum 11 seats per section (7 seats at the counter and 4 seats at the tables)
Application Please specify “July 20, 2024” or “July 21, 2024” on our reservation form, select the menu “7/20-21 酒番 多田正樹@めでたし”, and fill in the necessary information.


*Please check the “Notice from the restaurant” and “Terms and Conditions” when making a reservation.

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